いつまでもデブと思うなよ 岡田斗司夫

売れているらしいです。まあこのタイトルならダイエットブームの昨今、思わず反応してしまって反射的に購入する貴兄も多いのでは。なにしろ1年間で50キロやせた というコピーとダイエット後の写真が掲載されている帯広告が十二分にキャッチーです。

いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)

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岡田斗司夫さんってあのアニメやゲームオタクの人で、よくテレビにも出てたよなあ。あの太った人だよなあ。と思うのですが、氏ご本人がその「デブキャラ」イメージが及ぼすデメリット?を切々と解説して序章が始まります。
ダイエットの実践編では「レコーディング・ダイエット」といって、ポテチ○○枚など全て飲食したものを記録しつくすことに始まります。将来的には体重はもちろん、体脂肪、カロリー計算も全て日々記録することによって数値を分析した上で、減量との因果関係を解明していくことにダイナミックさと例えようもない痛快さを自分自身が存分に味わえるという点で、ダイエットは最高の娯楽であるとしています。
僕も今年4月からダイエットしているので共感できるところが多々ありました。ですがやはり比較的巨漢の方向けである点は否めません。でもやはりものすごく理詰めでマニアックで知的で興味深い人だなあと改めて感じ入りました。これはとにかく面白い本なので巨漢でなくてもダイエットに興味のある方にはオススメの一冊です。