フューチャリスト宣言

ウェブ進化論ウェブ人間論、ときて梅田望夫さんの最新書

フューチャリスト宣言 (ちくま新書)

フューチャリスト宣言 (ちくま新書)


茂木健一郎さんとの対談形式で展開される「フューチャリスト宣言」・・僕が論評するのもなんですがお二人は本当に「ネット」の世界が大好きで、好きで好きでたまらないということがよく分かる内容でした。ウィキペディアについて語られている「善なるものの集合体の結果」という表現が、ネットの未来に対する「楽天的に楽観的にいいものになっていくはず」という思想に結びついているようです。

僕は相変わらずネットそのものの今後について想像もつかないわけですが、次世代や次々世代の若い方々によって、私を含め一般人が思いもよらないものを作り上げていくであろうネットの世界の今後が楽しみです。

ユーチューブの話が結構出てきました。
実はまだあまり日本で知られてなかったころ(2年ほど前だと思うのですが)たまたまグーグルでローリングストーンズの動画を検索していたらアメリカの「YouTube」というサイトにあることに気づき、入ってみたら昔のPVやライブ映像の宝庫でした。思わず「It's only Rock'n Roll」や「Angie」「Jumpin' Jack Flash」をタダで見られるという快感に震え、「なんじゃこのサイトは?著作権大丈夫か?」など旧世代の発想で考えたりもしました。ユーチューブは結果として2000億円でグーグルに買収されましたが、やはりアメリカという国はただものじゃないなと感じたのを思い出しました。
圧倒的多数に支持されれば細かいことは後で考えよう・・的な発想ですね。見習いたいものです。I'm free!!