プッシュ型営業

今日、京都市のとある司法書士事務所から初めての電話がありました。
要は「今後法人登記などがあればお声をおかけください。かくかくしかじか・・・。云々。」という内容のものでした。このように例えば税理士名簿や電話帳やWEBなどで情報を集めたうえで直接電話による勧誘、あるいは直接訪問する飛び込み営業などを称して「プッシュ型営業」といいますが、士業の事務所営業には向かないと思います。
まず、・軽い感じがする ・事務所運営がしんどそうなのかな ・司法書士さんとお付き合いのない税理士を探しているのかな(その税理士を探す方が難しい) といった印象を受けるためです。これは一般顧客に対する営業でも同じです。
僕もここ最近は士業のマーケティングについて少しは勉強している自負があるので、今日のような電話をもらうと、「やめといた方がいいのにな」とか「でもとりあえずがんばろうとしているのかな」とか思うので、プッシュ営業の電話(先物、人材派遣など)の場合は速攻で切りますが、ちょっとお付き合いしてしまいました。
まあこの司法書士事務所さんもいろいろとマーケティングや営業のことを考えて努力されていることと思いますし、まったく何もしていない方よりはいいのかもしれません。ただし一つ申し上げたい。所長先生(司法書士)本人でなく職員に電話営業させるのはいかがなものかと。せめて所長先生ご本人が電話された方が断然好ましいと思います。