東京タワー

最近僕は勉強不足と活字離れの反省から本や雑誌(経済関連など)を極力読む時間を持とうと努力しています。無理やり時間を作るように心がけないと家ではダラダラとテレビを見てしまいます。
そこで最近読んだ本の中でこの一冊・・「東京タワー」です。いまさらながらの書評ですが。

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~


初版が昨年の6月なので完全にベストセラーになった後の流行に乗り遅れの読者になりましたが、ずっと以前より気になっていた本でした。リリー・フランキーさんといえばイラストレータ(おでんくんとか)のイメージが強かったのですが小説はもちろん音楽関連などご活躍は多方面にわたります。
「東京タワー」はいわばリリーさんの自叙的ノンフィクションでオトンとかオカンという表現から関西をイメージしたのですが氏は九州のご出身なのですね。
ストーリーは読んでいただいてからのお楽しみということで触れませんが、是非読んでいただきたい一冊です!440ページほどあって一日目は120ページほどでストップしたのですが二日目(一昨日)は夜の11時から読み始め午前二時を回った時点で寝ようかなと思いましたが三時を回ったあたりであきらめて最後まで一気に読み、終わったら朝の五時前でした。

そして泣きました。こんなに涙が出るものかと思うぐらいメチャクチャ泣きました。本を読んでこんなに泣いたのは初めてです。氏には大変申し訳ないのですが読む前はここまで深く感じ入るとは想像できませんでした。
みなさんとにかく一度手にとって読んでみてください。両親や家族や友人や自分自身をとりまく人たちへの思いがちょっと変わると思います。それはきっとすばらしい変化であると確信できることでしょう。そしてできることなら一度居酒屋でリリーさんとご一緒できたら最高だろうなと勝手な想像をしてしまう僕でした。