ウェブ人間論

 株式会社はてなの取締役でもある梅田望夫さんと芥川賞作家の平野啓一郎さんの対談で構成されている本です。頭脳明晰なお二人ですので内容について僕がコメントするのはおこがましいですが、ウェブやネットの過去、現在、そして未来について討論されていて、その場に傍観者として参加しているような錯覚するほど惹きつけられる「濃い」内容の本でした。

ウェブ人間論 (新潮新書)

ウェブ人間論 (新潮新書)


 平野さんや「はてな」の近藤社長は大学も同じで同級生、ミクシィの笠原社長も同い年。梅田さんの表現をお借りするなら1975年生まれはマイクロソフト世代とグーグル世代に分かれる分水嶺に位置する年代とのことです。(本では理由付けもされています。)
 僕は1966年生まれでどちらかといえばMSDOS3.1世代な感じですが、ウェブやネットも自分なりに勉強していきたいと思っていますし、脳みそが硬くなって「スターウォーズ」にある「ダークサイドに堕ちる」ことのないよう少しずつ地道にウェブの世界に触れながら梅田さんや平野さん、近藤社長への「傍観者」でいたいと思いました。