ユダヤの訓え「大物」になる勉強法

ユダヤの訓え「大物」になる勉強法

ユダヤの訓え「大物」になる勉強法


はじめにおことわりしておきますが、私は無宗教であり「大物」になりたいわけでもありません。
ただ本の目次を眺めるうち仕事や人生観にいい指南書なのではと思って購入しました。兼ねてからユダヤ教、ユダヤ人、ユダヤ商人というものに興味もありましたし。
読んでみての結論ですが、大変面白いし、大変いい指南書でした。ただタイトルの「大物」になる・・・ちょっとどうかと思いますが。

ユダヤ教には旧約聖書のほか、戒律及び教説集である「タルムード」があります。ユダヤ人やユダヤ教信者はこの「タルムード」に基づいて日々の生活や仕事をし、自己と家族及び社会との関わりを学んでいます。ユダヤ教は正に「学ぶ宗教」とのことです。
その中でも、特に教育については「全身全霊をもって子息を教育する」ことが義務であり責任としています。普段貯蓄にいそしむユダヤ人もこと教育に関してはいとめなくお金をつぎ込むようです。
「タルムード」には「教養に税金をかけることはできない」という言葉があるそうです。
また、日本人はユダヤ人をさまざまな接点があることも紹介されています。私はそのなかでも、日露戦争前に日本政府が海外で発行した公債の約半分以上をヤコブ・シフ氏というニューヨークのユダヤ人銀行家を中心とするヨーロッパのユダヤ人が購入した・・というくだりが好きです。
「ユダヤ」初心者の私にも大変よく分かる、オススメの一冊です!!