ガソリン25円↓もいいけど登録免許税↑・・。

24日に2008年公示地価が発表されました。全国平均1.7%の上昇。その一方で平成19年後半には上昇率の鈍化→平成20年に入ってさらに鈍化。都市部の上昇と地方の下落傾向など地域格差が浮き彫りになった格好です。今後も益々この傾向は顕著に表れるでしょう。
さて、登録免許税。土地の所有権移転(売買)において固定資産税評価額の1%であった税率が4月1日で2%になる可能性が出てきました。ガソリン(揮発油)税の暫定税率と同じく3月31日にて期限を迎えてしまう租税特別措置法によるものです。
たとえば評価額2000万円の土地の場合、3月31日までの売買なら20万円かかるが4月1日以降であると倍額の40万円になるということです。
実際弊社のクライアントも2件、今月売買契約を行っています。両社とも法人なので、土地購入→所有権登記の際に課税される登録免許税は損金(経費)処理できますが、個人がマイホームを購入したときの土地にかかる登録免許税はどの経費にもならず単純に出費がかさむだけです。
ガソリン25円下がるのもいいですが(数ヵ月後に元に戻るでしょうし)、ただでさえ建築確認等で住宅業界が冷えている中追い討ちをかけるような施策は回避してもらいたいものです。