税理士試験受験心得 その3(問題文の読み方)

きかれていること(問われていること) → に答える。
当たり前ですが不合格者はこれができていない。理論にしても計算にしても問題文をしっかり読んで理解したうえで解答用紙を埋めていく。これが正しい順序です。
最近の試験は問題文の量が多いため、2時間という制限時間の中でいかに解答するかは結果として大事なことです。しかし問題文をしっかり理解することで時間効率があがります。もちろんここで大事なのは集中力です。「問題量(解答量)多いなあ。やばいかも。」と思いながら問題文を読んでも頭に入りません。
特に注意が必要なのは「解答への指示及び注意」が表記されている場合です。たとえば、
・以下の語句を使って○○を解答しなさい。使った語句は円で囲みなさい。
・小規模宅地の減額金額は宅地から直接控除せず、解答用紙の欄に△表示で該当箇所に別途記入すること。(前回試験の相続税法)
などです。親切な試験委員ならあえて(注)書きになっています。この「解答への指示及び注意」ですが解答を急ぐあまり読み飛ばしてしまうと結果として、計算は合っているのに記入を間違えて0点になり→心象が悪くなり→不合格になりかねません。
・問題量に圧倒されない! ・目を泳がせない! ・問題文を読み飛ばさない!
・受験生はみな同条件と認識する! ・(注)書きは必ず読むこと!
税理士試験の半分は読解力を問われています。問題文への理解力を高める。これができれば8割方合格したようなものです。